車椅子の生活

車いすの自分が注意する飲食店の選び方のポイント

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車いすの自分が注意する飲食店の選び方のポイントを紹介していきます。
車いすの方に直接聞くのが間違いがないのですが、直接聞いて相手のデリケートな部分に触れてしまい気まずくなってしまうこともあるかもしれません。

そんな時のための事前学習としてこの記事は参考にしてもらえればと思います。

今回この記事を書くことになったのも、初めて一緒に飲みに行く人が、

「どのポイントを抑えて店を選べばいいかわからない・・・」

という発言があったので、そういう困っている人のために少しでも助けになれば嬉しいです。
また自分がよく利用するような場所なんかも軽く触れていきたい。

気を付ける5つのポイント

気を付けているポイントは5つのみです。

  1. 多目的トイレが近くにあるか?
  2. 車いすでの入店時に段差や階段がないか?
  3. 通路は車いすでの通行が可能か?
  4. 雨の時
  5. 座敷などではないか?

以上5つです。それぞれ説明していきます。

多目的トイレは近いか?

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トイレの問題は結構重要で、そんなに長くいるようなお店でなければ気にしないのですが、飲み会などで長時間いる場合はどうしてもこのポイントは外せない。

現在はバリアフリー化が進み、いろいろな店舗や場所で多目的トイレが設置されてきている。それでも、各店舗に多目的トイレを設置されていることは少ない。

なので、お店に設置されていないのは仕方ないので、近くにトイレがある飲食店を選んだりする。

よく自分が行くような場所は、駅近のお店・ホテル・複合施設などがあります。

居酒屋に行きたい場合は、複合施設内の居酒屋で探したり、駅近のお店で探したりする。

最近出来ているような複合施設には、だいたい多目的トイレが設置されています。
また、駅近であれば、駅構内に多目的トイレが設置されているケースが目立ってきているので、駅員にお願いしてお手洗いだけ借りるなんてこともしている。

人によっては

「駅のトイレだけ借りるのは・・・」

と思う人もいるので、その場合は複合施設やホテルのレストランがオススメ。
大きいホテルはレストランもあり、多目的トイレも設置されていることが多いです。

車いすでの入店時に段差や階段がないか?

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車いすでお店を利用とする場合は、この階段や段差がないかは注意しています。

例えば、階段1つ分の段差でも車いすだと、乗り越えることができません。
約5cmの段差でも引っかかることがあるので、段差があるかどうかはかなり気にする問題。

階段などのことが気になり、お店に電話すると・・・

「階段がありますが、みんなで車いす運べばお店に入れるので大丈夫ですよ!」

と言ってくれるお店なんかもあります。

大変ありがたいのですが、もしなにか事故があったときに、その人たちにも迷惑がかかってしまうことを考えると、そこまで無理してまでお店に入ろうとは思いません。

もちろん、自分のことを考えた時、事故にもあいたくないということもありますが。

なので、よほど信頼しているような人でない限りお願いすることはないですね。

通路は車いすでの通行が可能か?

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階段も段差もトイレの問題も大丈夫!!となると次に気になるのが通路の問題。

車いすに乗っていると普段他の人ができるような、横を向いて移動するという動作ができません。
そのため、移動にはどうしても人の倍近くの幅を取ってしまいます。

通路で引っかかってお店に入れないってこともあるので注意が必要。
特に個人で営業しているお店はところ狭しと物が置いてあることが多いため、注意してもらえればと思います。

雨の時

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雨のときには自分は出かけるのが億劫になります。
理由はカッパを着ることが必要になるからです。

カッパを着るのはいいのですが、それがなかなかの荷物になります。また、着たカッパはある程度水分を取っておかないといけないのでめんどくさいのです。

荷物が濡れるのも嫌なので、雨の日は出かけてもいちいちカッパを着ないで行ける近い場所が行きたくなります。

駅近のお店は駅からすぐで、雨にもそんなに濡れないで行けることが多いので、駅近の場所。または、車で行けるような場所がいいですね。

車で行くのであれば、ホテルなんかは濡れないで行けるの利用したくなります。

座敷などではないか?

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これは人それぞれなのですが、いわゆる車いすから降りてもまた乗れるのか?という問題があります。

力がない人や上手く手が動かせない人は、どうしても車いすから降りてしまうと、また座れるようになるまでが人の力を借りないといけない場面もあります。
自分は人の手を借りるのが嫌になることがあるので、できる限り人の手を借りないで行けるような場所を選んだりします。

また、個人的には座敷などよりもテーブル席のほうが好ましいです。どうしても座敷は車いすへの移動動作があるため、頻繁にトイレに行くときは何回もその動作が必要になるからです。
テーブル席も引き椅子タイプのものだと最高ですね!!

以上自分がお店を選ぶときに気を付けるポイントでした。

参考になれば嬉しいです。

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