携帯電話各社の障害者割引の状況とオススメ利用方法の紹介
2021/04/16
今回は大手携帯キャリア3社(Docomo・AU・ソフトバンク)の障害者割引の状況と料金プランの比較をしていきます。
比較する料金プランはスマホでの料金プランになるため、ガラケーでの利用を考えている方は料金プランは参考にならないので気を付けてください。
また格安SIMで選ぶときの基準なども比較していきます。
障害者割引が使える携帯会社
障害者割引が使える携帯会社をわかりやすくフローチャートにしてみました。
障害者割引が使えませんが、Y!mobile・楽天モバイル・UQモバイルなどは安く抑えることができます。
障害者割引を含めて料金プランの検討をする必要があります。ただし、家族割りなどの割引は考慮しないで検討してみます。
ドコモ(Docomo)のハーティ割引(障害者割引)
ドコモで利用する場合は、新しいプランのギガホ・ギガライトのみのプランになります。
料金体系はわかりやすくなりました。
ハーティ割引適用後の月額基本使用料
基本パックの定期契約時とハーティ割引適用後の基本使用料の比較を作ってみました。
4G LTEプラン
4G LTEプランでは、ハーティ割引を使用することで定期契約基本使用料と比べて200円安くなります。
料金プラン | 定期契約基本使用料 | ハーティ割引適用後の 基本使用料 |
データ容量 | |
---|---|---|---|---|
ギガホ | 6,980円 | 6,780円 | 30GB | |
ギガライト | ステップ4 | 5,980円 | 5,780円 | 7GB |
ステップ3 | 4,980円 | 4,780円 | 5GB | |
ステップ2 | 3,980円 | 3,780円 | 3GB | |
ステップ1 | 2,980円 | 2,780円 | 1GB |
出典:ハーティ割引
5Gプラン
5Gプランでは、ハーティ割引を使用することで基本使用料と比べて370円安くなります。
料金プラン | 基本使用料 | ハーティ割引適用後の 基本使用料 |
データ容量 | |
---|---|---|---|---|
ギガホ | 7,650円 | 7,280円 | 100GB | |
ギガライト | ステップ4 | 6,150円 | 5,780円 | 7GB |
ステップ3 | 5,150円 | 4,780円 | 5GB | |
ステップ2 | 4,150円 | 3,780円 | 3GB | |
ステップ1 | 3,150円 | 2,780円 | 1GB |
出典:ハーティ割引
各種サービスの月額使用料60%割引
「ハーティ割引」の各種サービスが月額使用料60%割引になります。
出典:ハーティ割引
契約事務手数料一部無料
新規契約3,000円・機種変更2000円がかかりますが、ハーティ割引を使用すると無料になります。
「初期設定サポート」無料
ドコモショップで、スマホやタブレットの初期設定やデータ移行を無料でサポートしてくれます。
通常3000円かかりますが、ハーティ割引を使用すると無料になります。
AUのスマイルハート割引(障害者割引)
AUでの障害者割引のスマイルハート割引も紹介していきます。
スマイルハート割引適用後の月額基本使用料
基本パックの定期契約時とスマイルハート割引後の基本使用料の比較を作ってみました。
4G LTEプラン
4G LTEプランと5Gプランでは、スマイルハート割引を使用すると定期契約基本使用料よりも200円安くなります。
料金プラン | 定期契約基本使用料 | ハーティ割引適用後の 基本使用料 |
データ容量 | |
---|---|---|---|---|
データMAX 4G LTE | 7,480円 | 7,280円 | 30GB | |
データMAX 4G LTE Netflixパック | 8,480円 | 8,280円 | 60GB | |
ピタットプラン 4G LTE | ステップ3 | 5,980円 | 5,780円 | 7GB |
ステップ2 | 4,480円 | 4,280円 | 4GB | |
ステップ1 | 2,980円 | 2,780円 | 1GB | |
5Gプラン
料金プラン | 定期契約基本使用料 | ハーティ割引適用後の 基本使用料 |
データ容量 | |
---|---|---|---|---|
データMAX 5G | 8,480円 | 8,280円 | 30GB | |
データMAX 5G Netflixパック | 9,480円 | 9,280円 | 60GB | |
データMAX 5G ALL STARパック | 10,980円 | 10,780円 | 80GB | |
ピタットプラン 5G | ステップ3 | 6,980円 | 6,780円 | 7GB |
ステップ2 | 5,480円 | 5,280円 | 4GB | |
ステップ1 | 3,980円 | 3,780円 | 1GB | |
下記をみてもらうとわかりますが、AUもドコモ同様に定期契約との併用はできません。
通話料の割引
au電話・一般電話への通話料は50%割引。他社携帯電話・PHSへの通話料は20%割引。
SMSの割引
au電話への送信料は50%割引。他社携帯電話・PHSへの送信料は20%割引。
ソフトバンクのハートフレンド割引
最後にソフトバンクでの障害者割引ハートフレンド割引も紹介していきます。
料金プラン | 基本使用料 | ハートフレンド割引適用後の基本使用料 | 現在の状況 |
---|---|---|---|
ホワイトプラン | 934円 | 無料 | 18/6/27新規申込終了 |
スマ放題(2年契約なし) | 4,200円 | 2,500円 | 18/9/5新規申込終了 |
スマ放題ライト(2年契約なし) | 3,200円 | 1,500円 | 18/9/5新規申込終了 |
現在申し込みできるハートフレンド割引のプランはありません
契約事務手数料一部無料
新規契約・機種変更に3,000円がかかりますが、ハートフレンド割引を使用すると無料になります。
オンライン契約のみ
キャリアでオンラインのみでの契約しかできないプランを紹介いたします。
窓口などの顧客対応を減らすことで、コストを抑えているようです。
ahamo
ahamoはDocomoの4G、5G回線を利用できるため、ahamoを検討する人は5G回線が利用できる端末を購入してくのが望ましい。
ただ、現状5Gのエリアマップが狭く、都心部でしか5Gは使えなかったりしますので注意してください。夏頃に順次5Gエリアが拡大していく傾向にあり、5G対応エリアとしては3キャリアで一番拡大範囲が大きいです。
現状契約はオンラインからの申し込みのみとなっているため、実店舗での契約はできないようです。
料金プラン | データ容量 | 通話無料 | 申し込み場所 | |
---|---|---|---|---|
2,700円 | 20GB | 5分以内国内無料 | オンラインのみ |
公式サイト:ahamo
povo
povoはauの4G、5G回線を利用できるプランを用意しておりますが、5Gの提供を2021年の夏頃から予定しており、初期にpovoを申し込んで5G端末を用意していても使い道がなかったりします。
povoの特徴としては、5分以内国内通話無料をオプションとしています。他のプランにはないので、通話をしないような人はpovoが良かったりします。
料金プラン | データ容量 | 通話無料 | 申し込み場所 | |
---|---|---|---|---|
2,480円 | 20GB | +500円(5分以内国内無料) +1500円(通話かけ放題) |
オンラインのみ |
公式サイト:povo
LINEMO
LINEMOは、Softbankの4G、5G回線を利用できるため、LINEMOを検討する人は、5G回線が利用できる端末を購入してくのが望ましい。現状ahamo同様に5G回線は都心部のみでの使用用途になります。
現状提供されているLINEモバイルのプランに関しては、併行して提供されるようですが、新規申し込みは終了となりました。
料金プラン | データ容量 | 通話無料 | 申し込み場所 | |
---|---|---|---|---|
2,480円 | 20GB | +500円(5分以内国内無料) +1500円(通話かけ放題) |
オンラインのみ(LINE,Web) |
障がい者割引は無いですね。
公式サイト:LINEMO
実店舗・オンライン契約
ここからは、実店舗・オンライン契約ができる携帯会社を紹介していきます。
障害者割引はありませんが、キャリアの3社に比べると料金を安く抑えることができます。
ここでは、オススメの格安SIMをいくつか紹介していきます。
楽天モバイル
楽天モバイルは障害者割引はありませんが、大手3社よりも安く使用することができます。
料金をできる限り抑えたい人はいいですね。
Rakute UN-LIMIT
現在の楽天モバイルのプランは、Rakute UN-LIMITのみとなります。
楽天のスーパーホーダイ、組み合わせプランは2020年4月7日で新規受付を終了しています。
楽天モバイルは、2021年4月1日からahamoなどに対抗してかなり格安のプランを打ち出してきました。1GBまでの使用容量であれば0円となり最格安プランとなります。
参考サイト:楽天モバイル
もし出来るのであれば、新規で別回線でもいいので契約しておいたほうがいいでしょう。というのも、楽天モバイルで契約している場合、楽天での買い物のポイントアップが使えます!
例えば、主回線はahamoにして、副回線は楽天モバイルで新規契約をするなどして楽天のポイントアップを狙うことができます。もちろん、楽天モバイルで一切通信を使わなければデータ容量は0GBになり、0円になります。楽天ポイントアップも使えるのでかなりオススメ。
基本使用料 | データ容量 |
---|---|
0円 | 1GBまで |
980円 | 3GBまで |
1,980円 | 20GBまで |
2,980円 | 20GB超過 |
楽天回線エリアの確認
Rakute UN-LIMITでは、回線の問題が付いて回ります。楽天回線エリアであれば使い放題なのですが、それ以外のエリアでは5GBのデータ容量となってしまいます。
都心のエリアでは、楽天回線が通っていることが多いです。
郊外だったりするとまだ楽天回線が通っていなかったりします。
楽天回線エリアは下記で確認してください。
楽天モバイル対応端末
楽天モバイルは、昔のiPhoneなどには対応していなかったりします。楽天で安く端末を購入するにはRakuten miniがオススメ。
5G対応の端末であれば、Rakuten BIGがオススメ
対応端末を見てもらえれば楽天モバイルで利用できる端末を分割で購入することもできます。
楽天ポイントを使用
楽天モバイルの良いところは、携帯電話の料金に楽天ポイントを使用できるところです。
以前の自分の支払いの一部ですが、楽天ポイントを支払いに充てることで0円で済んでいます。
もし、電話番号を継続で利用したい場合は他社からの乗り換えになるので、MNPが必要になりますので注意してください。
ワイモバイル(Y!mobile)
ワイモバイル(Y!mobile)は格安SIMのなかでも通信速度が安定している携帯会社です。
ソフトバンクと同じ系列の会社のため、他の格安SIMと違い通信速度が速いです。
お昼時などの回線が混みあう時間帯も安定して使いたのであれば、ワイモバイルは検討したほうがオススメでしょう。
月額基本使用料
料金プラン | 基本使用料 | データ容量 |
---|---|---|
スマホベーシックプランS | 1,980円(半年以降2,680円) | 4GB(2年目3GB) |
スマホベーシックプランM | 2,980円(半年以降3,680円) | 12GB(2年目9GB) |
スマホベーシックプランR | 3,980円(半年以降4,680円) | 17GB(2年目17GB) |
通信速度が安定
ワイモバイルはソフトバンクの自社回線を利用しているので、大手キャリアと同じ安定した速度で快適に利用できます。
他社のキャリアから回線を借りている事業者では、回線が安定していないため、昼や夜などの回線が混みあう時間帯は使い物にならなくなります。
iPhoneとセットで購入
iPhoneの購入も検討しているようであればワイモバイルはさらにお得です。
iPhone7を普通に購入すると32GBで45000円ですが、MNPでiPhone7をセットで契約すると14400円も割引して新品で購入することができます。
また、セットで契約すると分割での購入ができるため、初期費用が少なくiPhoneを購入できます。
公式ストア:ワイモバイル
まとめ
大手3社では、ドコモが一番障害者割引に手厚いイメージですね。
ただ、自分で障害者割引は使わずに安く使いたい場合は、楽天モバイルが段階性のプランで一番オススメ。