ストレッチ

【車椅子でもできる】肩の動きをよくするストレッチ

2016/08/13

車椅子の方で多いのが肩の動き(可動域)が悪くなることです。

今回はその肩の動きをよくするストレッチのご紹介。車椅子バスケやテニスなどのスポーツをする人にも試していただきたいストレッチです。

寝ながら簡単にできるストレッチなので就寝前に試していただければと。

何故肩の動きが悪くなるの?

車椅子の方が肩の動きが悪いのには理由が3つあります。

  1. 車椅子の方の仕事内容が事務が多い

  2. 車椅子の方で働いている方は事務作業が多いです。そのため長時間のパソコン作業・デスクワークにより肩に負担がかかります。

                    

  3. 腕を肩よりも上げる動作が少ない

  4. 車椅子の方は上からの物を取るのも一苦労。そのため普段から上にある物は人にお願いして取ってもらったり、マジックハンドで取ったりすることが多いため腕を肩よりも上に上げる動作そのものが少ないのです。

    車椅子バスケットやテニスであればこの動作はかなり重要なので動作そのものを増やしたいのであればオススメです。

  5. 腹筋が効かないため姿勢が悪い

  6. 姿勢を保つためには腹筋が必要です。車椅子の方の中にも腹筋が効く人もいれば効かない人もいます。
    特に腹筋が効かない人は姿勢を保つために何かに寄りかかったり、猫背になりやすくなります。

    つまり、腕や頭といった体を支えるためその姿勢をしないといけないことがあるのです。

肩の動きをよくするストレッチ

今回は肩の動きをよくする2つのパターンのストレッチの紹介していきます。
このストレッチは車椅子上でやるよりもベッドなどで横になりながら行う方が効果的です。

パターン1

①ベッドに横になり、伸ばす肩と反対の肩にタオルを入れます。
これは肩の隙間をなくすことで逃げるスペースをなくし、より効果的なストレッチを行うためです。
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②斜め45度を目標に伸ばす肩の肘を反対の手で押さえます。この体制のまま30秒を3セット行います。
反対も行うので約3分のストレッチになります。
ストレッチ0

③この時に伸びる筋肉はコチラになります。この部分を三角筋の前部と言います。
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パターン2

①パターン1同様に伸ばす肩と反対側の肩にタオルを入れます。
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②こちらはちょうど首の前で腕を引っ張るようにします。この時もパターン1と同様に肘を押さえます。
また、この時の肘の置き場所に注意しましょう。パターン1とは違う場所に肘を置いているのがわかります。
この体制のまま30秒を3セット行います。反対も行うので約3分のストレッチになります。
ストレッチ1

③この時に伸びる筋肉はコチラになります。この部分を三角筋の中部と言います。
ストレッチ3

この2つのパターンのストレッチをするだけでも肩の動きが軽くなります。
みなさんも是非実践してみてください。

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