Python プログラム

Raspberry PiでPythonの統合開発環境(IDE)を構築する方法

2021/01/31

以前の記事でも紹介したのですが、iPadをRaspberry Piのモニターとして使うようになったら便利になりすぎました。

そのため、ごろ寝しながらiPadでpythonプログラミングできたらいいなと感じて統合開発環境(IDE)を構築することを決意。
やり方含めてご説明しようかと思います。

Raspberry Pi(ラズベリーパイ)でPython IDE

Pythonの統合開発環境(IDE)を構築する方法はいくつかございますが、今回は簡単に2つのIDEを紹介。

1つ目のThonnyは、Raspberry Pi(ラズベリーパイ)でよく使われているIDEで、サクッとプログラムを書いて実行したいときとかにオススメ。
2つ目のspyderは、本格的なIDEでより効率的に作業したい人にオススメのIDEで、個人的にはこちらをよく使っています。

導入方法に関しては、下記で記載いたします。

Thonny

Raspberry Pi(ラズベリーパイ)から簡単にインストールできるのがThonnyです。

これのインストールは結構簡単です。
「設定」→「Recommended Software」

「Programming」→「Thonny」をチェック入れてApplyでをするとインストールされます。

「プログラミング」でThonnyを開いて簡単なプログラミングを書いて、「Run」で実行。

sample = 'hello world'
print(sample)

上記のようにhello worldが表示されてばOKです。

これは簡単なプログラミングをしたいときには良いのですが、変数が多くなったりすると途端に使い勝手が悪くなります。
できれば変数の内容は確認できたほうが、デバックにめちゃくちゃ役立ちます。

spyder3

Anacondaに付属して付いてくるspyder。
統合開発環境(IDE)としてかなり使えます。特に変数の中身を確認するときに便利!

spyderは、linux環境でも無料で使い勝手のいいIDEなため、個人的にオススメ。

では、spyderのインストールについてお伝えいたします。

まずLXTerminalを開きます。

LXTerminalでは、下記を入力します。

$ sudo apt install spyder3

私の場合は、すでにインストール済となっていますが、インストールしていない人はインストールされます。

インストールが完了すると、プログラミングにSpyder3がインストールされました。

早速、Spyder3で簡単なプログラミングをしてみましょう。再生マークで実行になります。

sample = 'hello world'
print(sample)


変数エクスプローラーに「sample」の変数の名前・型・サイズ・値が表示されます。
これがデバックするときにめちゃくちゃ役立ちます。

list型だとこの変数の利便性がよくわかります。

list_sample =[]

for i in range(9):
list_sample.append(i)

また、サイズのところをダブルクリックすると詳細に把握ができます。あまり数が多すぎると開くまでに時間がかかるので注意。

いちいちprintで確認する必要がないため、開発の効率も上昇します。

また使われていない変数があれば下記のようにも!マークが表示され、修正を行う必要があることがわかります。

こういったちょっとしたことで開発の効率は全然違ってきますし、楽してプログラミングしていきたいですね。

まとめ

spyderはlinux以外でWindowsでも使用しています。
linuxでのpythonの統合開発環境という意味ではかなり使い勝手のいいIDEとなってますのでインストールしてみてはいかがでしょうか?

無料で使い勝手もいいのですが、なぜかspyderを推している記事が少ない印象を感じる。

関連記事:iPadなどのタブレットをRaspberry Piのタッチパネルモニターとして使う方法

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