Raspberry PiでPythonの統合開発環境(IDE)を構築する方法
以前の記事でも紹介したのですが、iPadをRaspberry Piのモニターとして使うようになったら便利になりすぎました。
そのため、ごろ寝しながらiPadでpythonプログラミングできたらいいなと感じて統合開発環境(IDE)を構築することを決意。
やり方含めてご説明しようかと思います。
Raspberry Pi(ラズベリーパイ)でPython IDE
Thonny
Raspberry Pi(ラズベリーパイ)から簡単にインストールできるのがThonnyです。
これのインストールは結構簡単です。
「設定」→「Recommended Software」
「Programming」→「Thonny」をチェック入れてApplyでをするとインストールされます。
Thonnyを開いて簡単なプログラミングを書いて、「Run」で実行。
上記のようにhello worldが表示されてばOKです。
これは簡単なプログラミングをしたいときには良いのですが、変数が多くなったりすると途端に使い勝手が悪くなります。
できれば変数の内容は確認できたほうが、デバックにめちゃくちゃ役立ちます。
spyder3
Anacondaに付属して付いてくるspyder。
統合開発環境としてかなり使えます。特に変数の中身を確認するときに便利!
pycharmは、いろいろな機能があり使い勝手もいいのですが、一部機能が有料のため使っていません。というか、linux環境で使えるのか実験したことがありません。
その点spyderは、linux環境でも無料で使い勝手のいいIDEなため、個人的にオススメ。
では、spyderのインストールについてお伝えいたします。
まずLXTerminalを開きます。
LXTerminalでは、下記を入力します。
私の場合は、すでにインストール済となっていますが、インストールしていない人はインストールされます。
インストールが完了すると、プログラミングにSpyder3がインストールされました。
早速、Spyder3で簡単なプログラミングをしてみましょう。再生マークで実行になります。
変数エクスプローラーに変数の名前・型・サイズ・値が表示されます。
これがデバックするときにめちゃくちゃ役立ちます。
list型だとこの変数の利便性がよくわかります。
また、サイズのところをダブルクリックすると詳細に把握ができます。
いちいちprintで確認する必要がないため、開発の効率も上昇します。
また使われていない変数があれば下記のようにも表示され、修正を行う必要があることがわかります。
こういったちょっとしたことで開発の効率は全然違ってきます。
まとめ
spyderはlinux以外でWindowsでも使用しています。
linuxでのpythonの開発環境という意味ではかなり使い勝手のいいIDEとなってますのでインストールしてみてはいかがでしょうか?
無料で使い勝手もいいのですが、なぜかspderyを推している記事が少ない印象を感じる。
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