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世界初”歩ける椅子”archelis(アルケリス)が今後の医療を変える

日本で世界初の”歩ける椅子”archelis(アルケリス)が開発されました。
archelis(アルケリス)は下半身に付けることで長時間の立ち仕事の負荷を格段に減らしてくれる機械(ロボット)です。

そのため医者や看護師の手術のような長時間の立ち仕事にはこの機械は活躍してくれること間違い無し!

千葉大学フロンティア医工学センターの川平洋准教授・中村亮一准教授の監修のもと、株式会社ニットー(企画・制作・製造)、西村拓紀デザイン株式会社(デザイン)、日本高分子技研株式会社(販売)との協働により今回世界初の医療用ウェアラブルチェア「archelis(アルケリス)」を開発しました。

アルケリス
出典:archelis(アルケリス)公式サイト

”歩ける椅子”archelis(アルケリス)とは?

足に装着して使用するものです。そして装着も簡単!
アルケリス4

座るような感覚で筋肉の疲労を軽減することができる。
アルケリス3

電源は不要でコードレスのため場所は選ばない。歩くこともできるので使用用途も幅広い。
アルケリス1

デザインもシンプルなものになっている。
アルケリス2

出典:youtube

現在特許出願中

特徴

  1. “歩く+座る(中腰姿勢の維持)” により術者のパフォーマンスを安定化
  2. 片足ずつ独立したセパレート設計、膝と足首の角度固定機能と脛・大腿部の広い面積のサポート機能を身体へフィットするエルゴノミクスデザインにより実現し、術中の筋肉疲労の低減と安定した長時間の姿勢保持が可能。

  3. 手術室使用を踏まえたコードレス・ノンエネルギー設計
  4. パワーアシストスーツ等と異なり、下肢の姿勢保持のみに特化した設計は、手術室での確実な動作と軽量・コードレス化などの運用性の良さを実現している。

  5. 産学・医工連携での製品実現
  6. 医療現場でのニーズ抽出・評価、町工場で長年培った加工技術、構成要素を高次元で実体化するデザイン技術、製品機能の医工学的定量評価など、産学・医工の連携チームの強みを生かした技術開発研究と製品実現を達成。

出典:IoT News

【動画はコチラ】

使用用途

基本は医療用に開発されているため医療で活躍が期待される。

さて、他の用途でこれを使うことがあるのかを考えていきたい。
例えばお年寄りのリハビリ補助器具としてはどうだろうか?

リハビリの補助器具として使うことによって今まで立つ姿勢を保つことが困難だった患者さんに立つ姿勢や体幹を安定させることができる。

その他で考えれば引越しの業者や配達の業者
つまり荷物を運ぶ人は下半身の負荷が多い。その人たちにも使えるのではないか?

ただ、その場合は問題がある。
屈伸の作業をこれは取れるのかという問題。

引越しの作業も配達の作業も屈伸の作業をすることが多いと考えられる。
その場合にこの機械が邪魔をして屈伸運動を取ることができなければこの機械は使うことができない。

屈伸運動も取れるようであればさらに市場の拡大も狙える。
つまり、人間の動きを阻害しないで人間の動きの補助を行えるような機械であれば今後も拡大していくであろう。

また、もしかしたら車椅子の方の歩行練習用としても使える可能性もあるためかなり注目している。

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